英語ができるとこんなに世界が広がる!
昔大手英会話スクールのTVのCMで「英語ができると1億人と友達になれる!」というCMがあったよねー。それってまんざらウソではないですね。語学ができると本当に自分の行動範囲が広がります。
今は日本に居ながらにしてインターネットのおかげで世界中の人たちと繋がることができる、仕事もできる・・・可能性は無限に広がります。
今回は語学が出来たらこんな事が出来るようになるよ!というお話をしますね。
1. オンラインで幅広い講座が世界中どこからでも受けられる、教えられる。
今までは海外の大学や大学院で勉強をしたければ自分が現地の学校に行かなければいけませんでした。昔から通信制の大学、大学院の講座はあったものの、かなり限られた分野の限られたものでした。しかし、今は世界でも有名な私立大学、州立大学が時には無料で講座をオンラインで開講し、修了証も発行する学校もあります。英語でこのような講座を受講出来て修了すれば、それはレジュメ・ビルダー(キャリア形成の手助け)にもなる。
日本とアメリカで仕事をしてきた私が日々思うのは「会社に勤めるのであれば、その間に若いうちからスキルや資格をどんどん取りなさい!」という事。日本は毎年就活戦線が始まると「今年は売り手市場だ、今年は買い手市場だ・・・」と話すけど、結局は「その年の人気企業や誰もが知る有名企業はいつでも買い手市場」なのよね。それ以外はどこに就職しても大差は無し。じゃあ何が大切かというと「将来自分がリストラの対象にならないように普段からスキルアップを目指すこと」と「専門性」を持っていること。
ハワイでホームステイを提供していた頃、9割以上のゲストが女性だったのだけど、大半の人が有給などを利用して1週間くらいしかステイできないのに対して看護師さん、薬剤師さん、理学療法士などの資格を持った人たちは、スパッと仕事を辞め1か月から3か月くらいステイする人が多かった。なぜそれができるかというと日本に帰国後、転職活動したらすぐにまた仕事が見つかるから仕事を辞めることに抵抗がない。
それまで、あまり日常でこんなに一緒に過ごすことがなかった業界の人たちだからその話を聞いて「make sense!」=なるほどねー!と思った。元ゲストの中にはイギリスにアロマの勉強をしに長期留学する人もいました。帰国したら看護師としての自分のお仕事にアロマの知識を活かしたいと・・・。おじいちゃんやおばあちゃんたちにアロマ・マッサージしてあげたい・・・と。素敵だなー・・・とその話は今でも印象に残っています。
そして、講座を受けるだけではなく、自分が教えるという選択肢がある人もいるかもしれない。E-Learningのポータルサイトはどんどん増えていて、そういったボータルサイト上で講座を開講すればあとはその会社がマーケティングしてくれる会社もあります。
自分の既存の生徒さんが多い先生や自分のブログやホームページから集客が可能な先生は他のサイトを利用して収入を得ることもできます。そして、日本語で教えていても海外のポータルサイトを利用すれば世界中に住む日本人が自分の受講生になる可能性大。現に私が開講しているUdemyの講座は現在受講生が305名で受講者の居住国は33ヶ国にも及びます。会ったことも話したこともない人たちが世界中で受講してくれているって凄い!と思う。
2. 世界で求められている仕事を知ることができる
英語ができれば日本語だけで得る情報だけでなく世界中の情報を得ることができる。毎回このグラフを使っちゃうけど、インターネット上で得られる情報のうち日本語だけに頼っていたら2.7%の情報しか得ることができない。
そんな小さな世界で我々は暮らしているんです。こんなに便利な世の中になった今、インターネットを使わないのはもったいない。しかも多言語が出来ればより多くの情報を得ることができる。
例えば、「アメリカで最も需要のある職種」=the most wanted jobs in USA ・・・と検索するとこんな感じで出てくる。
日本は欧米で始まったものが流れてくることも多いので、こういうデータを参考にしてスキルアップの資格や知識を得ることも一つの手です。下記のリストで分かるようにアメリカも高齢化に向けて医療業界の需要が非常に高い。
看護助手になるための講座は常に満員・・・という地域も多い。
上記の英語のページの統計を日本語にしました。参考まで。(私は昔から統計が好き。ビジネスを立ち上げるという事は感情的な決断ではなくて数字や事実に基づく決断をしなければいけないので。数字や統計は嘘つかない。相変わらず私は男脳なのかもしれません・・・。笑)
注意点:
Mean income: 年収中央値 (meanは“意味する”という意味以外にも“中央値”という意味もあるので覚えてね。おカネや年収の話をするときには平均値ではなく中央値を使う事が多いです。その方が外れ値の影響を受けないので。)
Projected employment growth: 予定(予想)雇用成長率
***************************************
Personal Care Aides 在宅介護士など
Mean income: $22,710=2,553,800円
Projected employment growth: 37 percent
Food Preparation and Serving Workers, including Fast Food
ファーストフードを含む飲食業キッチン&サーバー職
Mean income: $20,460=2,300,750円
Projected employment growth: 17 percent
Postsecondary Health Specialties Teachers 高等教育 医療業界講師
Mean income: $125,430=14,104,710円
Projected employment growth: 26 percent
Nurse Practitioners 看護師
Mean income: $104,610=11,763,490円
Projected employment growth: 36 percent
Non-Farm Animal Caretakers 牧場以外の動物飼育士
Mean income: $24,420=2,746,050円
Projected employment growth: 22 percent
Restaurant Cooks コック
Mean income: $25,430=2,859,630円
Projected employment growth: 12 percent
Medical and Health Services Managers 医療業界サービスマネージャー
Mean income: $109,370=12,298,750円
Projected employment growth: 20 percent
Information Security Analysts 情報セキュリティアナリスト
Mean income: $96,040=10,799,780円
Projected employment growth: 28 percent
Financial Managers 金融マネージャー
Mean income: $139,720=15,711,633円
Projected employment growth: 19 percent
Medical Assistants 医療アシスタント
Mean income: $32,850=3,694,010円
Projected employment growth: 29 percent
日本では事務職は4割が非正規雇用となっているから、事務職以外にも自分の得意分野や専門性を持つと明るい将来が待っているかもしれません。
3. パソコン一つで何処にでも住める・・・
業界や職種にも寄りますが、本当に今は国内、海外問わずスキルに寄ってはどこに住んでも仕事ができる。アメリカもリモートワークやVA(バーチャル・アシスタント=遠隔で秘書的業務や事務をする人)の求人が目立つようになりました。
日本でも昔に比べると企業に勤務をしながら週に数日は在宅OK・・・などといったフレキシブルな会社も出てきましたよね。
そして、私の周りにはネットで仕事ができる仕組みを作ってその時の気分で世界中の色々な場所に家族と移動しながら仕事をしている人たちも多くいます。
日本ではお家を購入してしまうと転勤でもない限りずっと同じ場所に住んで住宅ローンを払い続ける・・・というパターンが多いと思いますが(日本は中古物件になると価格は下がり、価格が高くなるという事は東京都心部でもない限り期待できないからローンを払い続けるしかない・・・。売却したら損してしまう事も多い・・)願わくば繰り上げ返済をして早く完済することが目標・・・みたいな感じで。
私の住むアメリカは自分たちのライフスタイルによって、人生で3回くらい家を買い替える人が多い。①独身または夫婦2人で住む→②子供が出来て広めの家に買い替える→③子供が巣立ち老夫婦二人になった時にダウングレードして小さめの家に買い替える・・・といった感じで引っ越しに関して抵抗がない。以上の理由でアメリカでは不動産は常に流動し、中古物件だとしても必ずしも価値が下がらず、時に価が上がるのはこの理由。
アメリカで興味深いのはミレニアムの人たちは昔皆が憧れていた「大きな家」に住む…なんてことを希望していない人も多い。ミニマリストもいて、住宅ローンで縛られるのは嫌、自由にいたいから家は買わない。家を建てるんだったら家ごと移動できるTiny Houseでいい・・・と田舎に安――――い土地を買い、そこにポンと小さな移動できる家を建て、飽きたらそこからまた移動しちゃう・・・みたいな暮らし方を好んだりする。
そんな小さな移動式の家だったら土地付きで一千万円もしないで新築を建てられちゃうからその方がいい!という人もいる。また、私のこの後の目標である「1年中キャンピングカーでワンコ達と旅しながら暮らす」ような生活をしている人もいるし、セイリングボートで暮らす人もいる・・・。もうここまでくると何でもありだよね。笑
それで生活していけるんだったらそれもありだよなー・・・と周りを見てもそう思う。
あと5年で私の旦那さんは60歳になるのだけど(きっと5年なんてあっという間よね。)私の目標はあと3年で旦那さんを自由にさせてあげることだから、こうやっていつものように公言して自分を奮い立たせ、旦那さんからは「必要な時は働くけど本当にあと3年で楽にさせてくれーーーー。」と仕事から帰宅するとリマインドされる。(笑)
彼は本当にディベートが上手で、時々気まぐれで買ってくる中古車、中古ボートとかを見て私が「キイーーーーーーーーー!私がいくら働いてもあなたが散財したら意味ないでしょー!?」って言っても「Baby、人生は1度きり。明日死んじゃうかもしれないのに自分がやりたいことや欲しいものを手に入れずして何のために生きてるの???」と常に反論する・・・。
まあね・・・、確かにそういった彼のおもちゃいや、趣味(笑)は結局フリップ(市場価値以下で売られているお買い得品を安く仕入れて高く転売する)なので、そのあとガレージで器用に直して磨いて買った値段の2-3倍の値段で転売とかするからその分赤字にはなっていないけどね・・・。日々自宅の駐車場に見たこともない車やボートが停まっていると、「おいおい、また内緒で買ってきたね・・・汗」って思う。
いや、マジでこの後65歳、70歳まで骨を削って働くつもりは毛頭ないので旦那さんはあと3年、私はその後長くて2年・・・、もうその後は旅行と、ボランティアと、仕事じゃない若者の育成に関わってストレスフリーな毎日を過ごすことを日々妄想して過ごしてます。(私の妄想は念が強いから必ず実現する。笑)
まとめ
外国語が出来ると自分の行動範囲が広がるのは確実です。そして、これからは今まで以上にもっともっと居住地が自由に選べるようになってくるでしょう。先日日本のTVではオランダに移住した人たちを特集していました。オランダでは外国人が移住を希望する際、居住資格のあるビザが60万円程度で取得できるらしい・・・。
5,000万円掛けて投資ビザの取得を試みたところで取得できる保証のないアメリカとは大違い。私はこの年になって特に「住むのは安く住める場所で生活費を最低限に抑え、自由に好きな事をして暮らす」という事が何よりも贅沢な事だと痛感するようになりました。